ユニットケア
ユニットケア(長遊園2号館)
居室と共同生活室からなり、自宅での生活に近い家庭的な環境を目指した生活単位(ユニット)で行われる自立支援(介護)システムです。
ユニットケアの取り組み(長遊園2号館)
入居者一人一人の尊厳を重視し、個人の自律を尊重するため施設の居室を少人数のグループ分けることにより、プライバシー確保や生活の中での選択の自由性が増し、入居者、職員のなじみの関係が築かれ精神的緊張が減りコミュニケーション力が向上されます。
グループケアユニットの取り組み(長遊園)
四つの多床室(15 名)と共同生活室を一つのグループとして、ユニットケアと同じ取り組みを行っており、自宅での生活に近い家庭的な環境の中で、自立支援を目指しています。
個別機能訓練
個別の能力を維持するため以下の5つを個別に対応しています。
1ADL、IADLに応じた個別対応
ADLとは、日常生活動作(Activities of Daily Living)の略語で、人間が毎日の生活を送るための基本的動作で、(1)身の回りの動作(食事、更衣、整容、トイレ、入浴の各動作)、(2)移動動作、(3)その他の生活関連動作(家事、運転)等があります。一方、IADLとはADLを基本として自立した社会生活を送るうえで必要な電話をかける、バスに乗って買い物に行く、食事の支度をする、服薬、家計の管理等のことを言い、手段的日常生活動作(Instrumental Activities of Daily Living)と訳されています。
主な実施訓練
訓練 | 対象病状 |
---|---|
発語訓練 | 脳血管疾患による後遺症、認知症 |
立位、歩行訓練 | 脳血管疾患による後遺症、パーキンソン病、リュウマチ、骨折後 |
関節可動域訓練 | 脳血管疾患による後遺症、リュウマチ、骨折後、廃用症候群 |
四股筋力維持訓練 | 脳血管疾患による後遺症、パーキンソン病、廃用症候群 |
体位変換 | 廃用症候群 |
座位保持 | 脳血管疾患による後遺症、パーキンソン病、リュウマチ、骨折後 |
離床時間の確保 | 廃用症候群、鬱病 |
状態に応じた 福祉用具の活用 |
車いす、歩行器の測定、調整 テーブルの高低 クッション選択 |
2園芸療法
長遊園では、ケアプランに園芸療法を位置づけ、職員、利用者を問わず、身体的、精神的、社会的に良い状態を作り上げています。
3創作活動
利用者様のご希望に応じて手指の作業を中心に、季節の花や飾り物を作る活動を通じて認知予防や身体機能の維持に努めています。完成した作品は園内や地域の文化祭等で展示しております。
4回想法
懐かしい各種行事や園芸療法、レクリエーション、唱歌、昔なじみの歌を通して昔を思い出し、精神的安定に役立てています。